ピアスアフターケアとトラブル

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ピアスアフターケア

たとえ良質なピアスを使用していてもアフターケアが不十分ですとトラブルの原因になります。ピアス穴あけ直後のピアスホールはただの傷口ですから、ピアスをはずすとすぐに穴はふさがってしまいます。ピアス穴あけ後1か月間は、ファーストピアスをつけたままにしてください。睡眠中、どうしてもピアスをつけているのが苦痛であれば柔らかいシリコンピアスにされるとよいでしよう。
1か月後からセカンドピアスに交換できます。また夜間はピアスをはずしてもかまいませんが、昼間はできるだけピアスを装着するようにしてください。ピアス装着時には耳たぶとピアス軸を滅菌コットンで清拭するようにしてください。ピアス穴(ホール)が完全に落ち着くまでには3か月程度かかりますので、常に清潔を保つことが必要です。
消毒にはアルコールを含まない消毒液や滅菌コットンをご使用ください。アルコール、オキシドール、マーキュロ、マキロンなどによる消毒は耳たぶをかぶれさせてしまうことがありますので使わないでください。
注射針でピアッシングした場合、止血のためにキャッチ(止め具)を押し込んでありますので、必ずキャッチをゆるめてください。キャッチを押し込んだままにしておきますと耳たぶが圧迫され、ピアストラブルの原因となることがあります。また耳たぶが厚い方はピアスで耳たぶが圧迫されることがありますので、軸の長いロングタイプのピアス装着をお勧めします。
サウナ風呂、美容室、エステでのスチームなど高温になる環境ではピアスホール周辺がヤケド(熱傷)をおこす危険がありますのでご注意ください。
入浴、洗髪はピアッシング当日よりかまいません。石けんがついても大丈夫です。ぬるま湯でピアスの周辺をよく洗って下さい。
ピアスホールからうみが出る、耳たぶにしこりができた、かぶれているなどのピアストラブルが生じましたら、ご来院下さい。当ピアスセンターでは、このようなピアストラブルに対し積極的に治療しております。トラブルを1~2回おこしながらピアスホールが落ち着く事もしばしばありますのでご安心ください。また抗生剤入り軟膏も処方しております。
 
 

ピアストラブルはリリコンピアスでピアスホールをふさがずに治療できます。

<ピアストラブルの例>


ピアスの周りが赤く腫れ、じゅくじゅくしている
 

<トラブル解決>

 

シリコンピアスで穴を塞がずに治りました。シリコンピアスの色は青、黄色、透明があります。
 
ピアストラブルについての医学論文(題名: ピアッシング後の耳垂硬結のトレパンによる摘出と病理組織学的検討)を1999年に発表しております。日本美容学会誌1999年36巻145-150頁。